計測自動制御学会 学会誌「計測と制御」で DML 研究会における活動をもとにした特集「ダイナミクスと機械学習の融合に挑む」を企画しました.
本特集号では,協調の方向性の模索,新しい理論・手法の紹介,応用探索などの観点から,いずれもエキサイティングな9つの解説記事をご執筆いただきました.
ようやく輪郭ができつつある融合研究の雰囲気に触れて頂き,読者の皆様の自由な発想を生む一助になれば大変幸いです.
J-STAGE からもオンラインで閲覧できます
(掲載から1年は計測自動制御学会 会員の方のみ)
目次
- 総論 機械学習と調和する制御理論を模索して
加嶋 健司(京都大)
- 解説 制御研究者がデータで探る機械学習ブームの要因
丸田 一郎(京都大)
- 解説 砂に埋もれたモデルを探して:データ駆動による因果関係の理解
石川 将人(大阪大)
- 解説 計測,モデル,データ科学はどのように協調できるのか?
徳永 旭将(九工大)
- 解説 スパースセンシングとデータ駆動モデリング
小西 克巳(法政大)
- 解説 機械学習とシステム同定:動的システム学習研究の動向
矢入 健久(東京大)
- 解説 制御工学者のための強化学習入門
佐々木 智丈(富士通研),加嶋 健司(京都大)
- 解説 テンソル分解による車両挙動の低次元物理モデリング
神保 智彦,日比野 良一,山口 裕之(豊田中研)
- 解説 深層生成モデルを用いた音声音響信号処理
亀岡 弘和(日本電信電話)
- 解説 量子アニーリングの動作原理と応用探索
田中 宗(早稲田大/JST),松田 佳希(フィックスターズ)